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東京新聞杯ショウナンマイティなど今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

  • 2014年02月13日(木) 18時45分
 午後になれば、日の照る時間帯も多かった今週の栗東だが、朝晩は冷え込み、ウッドチップも凍るような状況。凍っていると、踏みしめた時に硬くなるので、走る際には時計が出やすい状態になる。その影響で、今週は坂路、Cコースとも、ある程度時計が出る状態になっている。

【坂路/4F51.9秒】
 12日。一番時計は4F49.8秒のコスモマンカイ(栗東・中村均厩舎)。4F50秒台は1頭、4F51秒台が15頭しかいないが、ラスト1F11.9秒(カレンステイシー)が出ており、先週に引き続いて、走りやすい状態。

 そんな中、目立った動きを見せたのが、京都記念の出走を予定しているヒットザターゲット(栗東・加藤敬二厩舎)。C.デムーロ騎手が跨って、単走の追い切りだったが、ジョッキーの指示通りに走り、最後まで脚色がしっかり。ラチにもたれるような仕草もなく、4F51.7秒。明けて6歳だが、昨年よりも成長している印象すら受ける、力強い走りだった。

 13日。東京新聞杯の出走を予定しているクラレント(栗東・橋口弘次郎厩舎)が、単走での追い切り。本来、最終追い切りとなるはずだった先週に比べると、時計をセーブした、4F53.9〜3F39.7〜2F26.2〜1F13.0秒だったが、機敏な動きで、開催中止になった影響は見た目には感じない。

 先週の馬場差が「±0.0秒」。冒頭にも記したように今週も時計は標準的に出る状態。よって、馬場差は先週と同じ『±0.0秒』で、12日、13日とも観測している。

【CW/5F66.5秒】
 コースの正面入口から入った馬が、1コーナーから2コーナーにかけて、軽快な脚どりで走る様子を見ていると、走りやすいウッドチップであることは間違いない。時計に関しても、少し内目を回れば、3F時計が速くなるケースが目立っており、数字が速いだけで、調子が良いと判断しにくいだろう。

 13日に追い切ったのは、東京新聞杯に出走予定のショウナンマイティ(栗東・梅田智之)。先週と同じく、浜中俊騎手が跨って、単走での追い切り。馬場に入ってから、立ち止まるのは先週と同じ。歩くような速度で、向正面まで進めて、6F標識からの1Fは21.9秒。5F標識から徐々にペースをアップして、直線を伸ばす形。終いだけということもあり、その伸びは抜群。5F73.4〜4F54.5〜3F38.2〜1F11.5秒と全体時計をセーブしているものの、動きに関しては文句ない。

 先週の馬場差は「-0.5秒」。先週よりも走りやすい状態にも見えたし、実際の時計も先週より速いので、12日、13日とも『-1.0秒』で観測している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 芝馬場を使用した馬もいたが、茶褐色になった馬場状態は決して良くないので、あまり時計が出る状態ではない。本来なら、時計の掛かる馬場差をつけたいところだが、追い切り頭数があまりにも少ないので、12日、13日とも『±0.0秒』としている。

 ポリトラック馬場は相変わらず、走りやすい状態。冬場ということもあり、通常は坂路馬場を使用する馬が「馬体を絞るため」に利用するケースもあるが、そういった馬は少し動きが重い。なお、馬場差は12日、13日とも『-1.0秒』で観測している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。(取材・写真:井内利彰)

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