帯広市出身の作家、鳴海章原作の「輓馬〜BANBA〜」の映画化に際し、出演者など約50人が1日、ロケ地となる
帯広競馬場を訪れて、安全を祈願した。この日、同競馬場に足を運んだのは根岸吉太郎監督や、出演の伊勢谷友介さん、佐藤浩市さん、吹石一恵さんと原作者の鳴海章さんら。地元宮司のおはらいを受け、玉ぐしをささげた。
また同映画は、
帯広競馬場での観客エキストラを募集している。撮影日時は3月5(土)、6(日)、12(土)、13(日)の4日間で、集合はそれぞれ午前10時に
帯広競馬場正門付近となっている。
「輓馬」は鳴海さんの同名小説が原作。東京で事業に失敗した主人公が、故郷の帯広に戻り、兄の経営するばんえい競馬の厩舎で個性あふれる仲間たちや馬と生活することで再生へのきっかけを掴んでいくというもの。根岸監督と吹石さんは先月20日に行われたばんえい記念のプレ
ゼンターも務めていた。
競馬場をロケ地として使用した映画は多数あるが、昨年12月に公開され渡哲也さん主演で話題を集めた「レディ・
ジョーカー」は
川崎競馬場をロケ地としていた。