デビュー2連勝の
サクラエールは、栗東坂路で淡々と
ステップを刻む。3F目で12秒台までピッチを上げ、ラストはやや緩めるいつものリズム。4F52秒9-38秒5-13秒0を計時した。羽月師は「キビキビ走れていましたし、反応も良かった。やる気も出ていて理想的にきています」と太鼓判を押した。
一方で超えなければならない壁も多い。初距離、初遠征、初重賞。新馬戦は1400mで前走はマイル戦。さらに1F延びる上、中山への輸送も初めてだ。「コース形態や輸送は気にしないと思います。直線の坂も、時計勝負より力比べになる方がいいのでむしろ歓迎です。ただ、距離は血統的にダメかもしれない」とトレーナー。距離克服が大きな課題になりそうだ。
京王杯2歳S2着以来、4か月半ぶりに復帰する
クインズハリジャンは栗東CWで7F98秒3-38秒0-12秒7。3頭併せの真ん中を進み、直線は外
ブットバセ(4歳500万下)との“マッチレース”。ハードに追われ、鼻面を並べてゴールした。白井師は「併せ馬で結構やってきた。体はできている。久々と距離が鍵だが、どこまでやれるか」と期待を込めた。
提供:デイリースポーツ