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ハープスター・川田騎手「これからも目の前のひとつひとつを勝ちきっていきたい」

  • 2014年04月13日(日) 18時45分
 13日、阪神競馬場で行われた桜花賞は1番人気のハープスターが制した。勝ちタイムは1分33秒3。

 優勝したハープスターの松田博資調教師、川田将雅騎手はレース後、ともにホッとした面持ちで報道陣に対応していた。特に川田騎手は大役を務めた緊張感からか、眉間にシワを寄せたまま喜びを噛み締めていた。

 ちなみに、桜花賞ハープスターの上がり3ハロンのタイムは32秒9。これを川田騎手に告げると「それだけ出さないと届きませんよ(笑)」と表情を緩め、笑顔をみせた。(取材・写真:花岡貴子)

■松田博資調教師

――いまの気持ちは?

松田「最高に嬉しいです」

――しかも、ベガの血を引く馬での優勝です

松田「感激しますね」

――どんな思いでレースを見ていましたか?

松田「我々は調教だけ(の担当)だから。競馬にいったら、ジョッキーに任せるしかない」

――18頭立ての18番枠でしたが?

松田「偶数なのはよかったです。ただ、できれば真ん中がよかった。大外は不利ですからね」

――直線でやってきたときの気持ちは?

松田「やっぱり強いな、と思いました」

――ゴールの瞬間は?

松田「あぁよかったな、とホッとしました」

――走る馬をたくさん育ててこられましたが、この子にしか感じない部分は?

松田「一瞬のスピードですよね」

――加速度ですか?

松田「えぇ」

――今後のプランは?

松田「馬主さんと相談して決めます」

――ファンの皆さんへひとこと

松田「今日は応援ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」

川田将雅騎手

――改めて、いまのお気持ちは?

川田「それだけの馬に乗せていただきましたから、結果を出せてホッとしています」

――今日、またがったときの感想は?

川田「休み明けを1回使いましたし、精神的にも前回よりガスも抜けてゆったりしていい雰囲気でした」

――今日はこの馬の本気を感じましたか?

川田「はい。今日はさすがに展開的にも決して(この馬にとって)いい展開ではなかった。それを差し切ってくれたわけですから。今日に関しては現時点のある程度のところまで走ってくれたかな、と思います」

――今日はヒヤリとした瞬間はありましたか?

川田「ゴールまでには(前を)つかまえてくれると思っていたので、それはなかったです」

――この馬の将来性は?

川田「まだ1600までしか走っていないので。これからの戦いは距離が長くなってくるなど、未知なことばかりです。でも、これだけの馬ですから、こなしてくれるだろうと期待しています」

――今後の可能性は?

川田「これだけ強い勝ちかたをしましたから。なおさら、負けられない馬になりました。ひとつでも取りこぼすことなく、目の前のひとつひとつ(のレース)を勝ちきっていきたいと思います」

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