3歳牡馬のクラシック第1弾
皐月賞。
バンドワゴンの回避は残念だが、
弥生賞、
スプリングS、
若葉Sの
トライアルで権利を取った馬は全て出走予定となっている。そして3戦3勝の
トーセンスターダム、唯一負けた相手が
ハープスターという
イスラボニータなどもエントリー。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■4/20(日)
皐月賞(3歳・牡牝・GI・中山芝2000m)
トーセンスターダム(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は能力はメンバー中1、2を争うが、まだトモが甘く初めて直線に坂があるコース、初の長距離輸送など課題が残る。コーナー4つのレースも前々走で経験しているものの、当時は9頭立て。荒削りで器用さには欠けるだけに、フルゲートの中山2000mでどんな競馬をするか、鞍上の騎乗も含め楽しみだ。
トゥザワールド(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は長距離輸送、中山2000mを経験している強味がある。今回は更に相手強化となるが、前走のように自在に動ける脚は中山2000mでは大きな武器。ちなみに
トーセンスターダムと同じ中沢助手が担当。パドックでどちらを引っ張るか注目するのも一興か。
イスラボニータ(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)は
共同通信杯で1頭だけ57キロを背負って、休み明けながら完勝。折り合い面に課題が残るので初めての2000mがどうかだが、コーナー4つならこなせていい。それより跳びが大きいので、小回りの中山がどうか。初の右回りに関しては、ウッド調教でもスッと手前を替えており問題ないはず。
ロサギガンティア(牡3、美浦・
藤沢和雄厩舎)は
スプリングSでまともに出遅れて、コーナーでも外に膨れたりと、気性面での幼さを見せながらのV。再度中山コースで落ち着いて臨めるはずだ。跳びがキレイなので、最終週の荒れ馬場さえこなせれば面白い。
その他、前走は追い出しが遅れた
ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)、
スプリングSは休み明けでテンションが高かった2歳王者
アジアエクスプレス(牡3、美浦・
手塚貴久厩舎)、23年ぶりの牝馬の出走となる
バウンスシャッセ(牝3、美浦・
藤沢和雄厩舎)などに注目が集まる。発走は15時40分。