休養明けを2連勝と波に乗る
ロサギガンティア。「以前は体を持て余していたが、使うごとに体質がしっかりしてきた」と藤沢和師も愛馬の成長ぶりを実感する。9日に行われた1週前追い切りは、柴田善を背に美浦Wで5F68秒4-12秒4、日曜にも同67秒8-13秒1をマークし、絶好の気配をキープ。フォームに伸びがあり、毛ヅヤも
ピカピカに輝いている。「秋以降の成績が示す通り、今は充実している。距離延長は問題ないし、単純に速いだけの馬ではないので、今の中山芝も合っている」と指揮官は自信満々の表情。
スプリングSでは出遅れながらも内めをロスなく追い上げたように自在に立ち回れるのは強み。混戦になれば怖い一頭だ。
初勝利に3戦を要した
アドマイヤデウスだが、ここにきて2連勝とグングン調子を上げてきている。前走の
若葉Sでは
朝日杯FS3着の
ウインフルブルームを一蹴したように、GIの好メンバーに入っても太刀打ちできそう。「前走後も調整は順調。目方は変わりませんが、筋肉に張りが出てきました」と松田助手。1週前追い切りは栗東坂路で4F52秒9-12秒4(強め)。全身を使ったダイナ
ミックなフォームで登坂し、適度な気合乗りが目に付いた。「折り合いに心配がないし、追って味があるタイプ。気持ちも強くてめげないので、力を要する今の中山の馬場でも大丈夫です」と最後は力強いコメント。実績不足と侮っていては痛い目に遭うかもしれない。
提供:デイリースポーツ