関東の大将格としてこの一戦は譲れない。重賞2勝馬
イスラボニータが万全の仕上がりを見せている。前走の
共同通信杯を快勝した後は、ここに向けて寸分の狂いもなくメニューを消化してきた。1週前追い切りは蛯名を背に美浦Wで6F81秒6-12秒3(一杯)。コースで長めからビッシリ攻められる、今までにない意欲的な内容で充実一途。気性面での成長も見られ、良化が著しい。「こちらの要求に全部応えてくれている。体も数字以上にたくましくなってきた」と栗田博師。昨年の
ロゴタイプに続く東の連覇へ、ベテ
ラントレーナーが自信の表情をのぞかせた。
昨年の2歳王者
アジアエクスプレス。前走の
スプリングSで初黒星を喫したものの、コーナー4つのコースでもうまく立ち回り、改めて能力の高さを示した。休み明けを叩かれ、状態アップは必至。「1回使って気持ちが入ってきた。前走は体が少し細く見えたけど、今は張りがある。馬体重は少し増えているかもしれないね」と手塚師も充実した姿に目を細める。1週前追い切りは戸崎圭を背に美浦Wで5F69秒2-12秒9(馬なり)。気合が乗り、脚さばきもシャープに映った。「中間の調整は予定通りで順調そのもの。荒れた馬場をこなせるのは強みだろう」。まだまだ未知の魅力たっぷりの外国産馬。暮れの
朝日杯FS同様、アッと言わせる走りでファンを魅了する。
提供:デイリースポーツ