20日(日)中山競馬場で行われる
皐月賞(GI)に出走予定の
クラリティシチー(牡3 美浦・
上原博之厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
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クラリティシチーについて
上原博之調教師
「前走はどうにか
皐月賞の権利を取りたかったので、3着で権利を取れて嬉しく思っています。レース後の疲れも思ったほど無く、
皐月賞に向けて上手く調整できそうな感じでレースを終えました。この中間は
内田博幸騎手に毎週乗ってもらい、先週までは改めて馬の感覚を掴んでもらうように乗ってもらいました。前走でだいたい馬は出来ていましたので、今週へ向けての調整をしてきました。
1週前追い切りはジョッキーに馬の状態や反応を見てもらい、時計はあまり出しませんでした。今朝の最終追い切りは併せ馬で、直線重点で行いました。予想通りの反応をしてくれましたし、内田騎手も『まだまだ余裕があった』とコメントしていました。いい状態で出走させられます。前走は権利を取らなければいけないレースで、ある程度きつい調教をしてきましたが、今回は、
リラックスしながらレースで力を出せるような調教をしてきました。
距離は問題ないですし、中山コースにも心配はありません。前走は早目からスパートするきつい競馬になりましたが、それに馬も応えてくれました。今回はもっといいレースが出来ると思います。1勝馬ですが、必ず上位争いしていますし崩れなく走ってくれます。先行してもいいし控えて終いの脚に賭けてもいいし、ペースに応じて進めて直線で抜け出すような、今までの鬱憤を晴らすレースをして欲しいですね」
(取材:小塚歩)
提供:ラジオNIKKEI