2歳王者
アジアエクスプレスが、ひとたたきされて大幅な良化を見せてきた。最終追い切りは美浦Wでの併せ馬。前走時と同様に1週前、当週と戸崎圭がまたがり、しっかりと感触を確かめた。6Fで僚馬
シベリアンスパーブ(5歳1600万下)を0秒4追走。徐々に追い上げ、1Fで馬体をピッタリと合わせる。最後は馬なりのまま、馬体をそろえての併入。6F83秒6-38秒8-12秒4のタイムをマークした。「先週と同じ感じで行ってほしいと指示を受けていたが、思い通りの内容だった。全身から走る気をみなぎらせているし、力強さも出てきた」と鞍上は好感触を伝えた。
前走で初黒星は喫したが、中身の濃い内容で本番へつなげた。さらなる進化を遂げる2歳王者が、クラシック初戦ももぎ取る。
弥生賞5着の
キングズオブザサンは、新コンビの浜中を背に栗東坂路を快走。僚馬で同じく
皐月賞に出走する
クリノカンパニーを1馬身突き放し、4F52秒2-38秒1-12秒4の好タイムを叩き出した。浜中は「無理することなく、いい時計が出ました。おとなしいし、乗りやすい馬ですね」と操縦性の良さをアピールした。
提供:デイリースポーツ