スムーズに美浦Wの3〜4角を駆け抜け、直線では真一文字に伸びた。
スプリングSでもたれ癖を見せ、6着に敗れた
ベルキャニオン。課題を見事に克服し、いざクラシック第1冠へ向かう。
併せ馬を行った前走時とは違い、この日は単走で4F53秒8秒-39秒8-13秒0秒とソフトな調整。「予定通り軽め。先週に続いて、舌を縛って追い切りました。もたれることはありませんでしたね。テンションも上がることなく、順調です」と橋本助手は手応えを口にする。さすがは関東のトップステーブル、大一番へきっちりと対策を講じてきた。
以前からゲート裏で舌を越すシーンは見られたという。「いつもは右側。
共同通信杯(2着)はまっすぐ走ったから安心していました。前走は左側に舌を越して、左にもたれた。これは初めてでしたね」。すぐさま矯正に取りかかり、最終リハでスムーズな走りを披露。効果はてきめんだ。
共同通信杯では今回の有力馬
イスラボニータに肉薄。素質は引けを取らない。枠番は5枠(10)番に決まった。「駐立がイマイチだから、偶数の方がいい」という橋本助手の願いも通じた以上、一変してもなんら不思議はない。
提供:デイリースポーツ