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クラリティシチーなど皐月賞厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2014年04月18日(金) 12時00分
 4月20日(日)に中山競馬場で行われる皐月賞(GI・芝2000m)に出走するクラリティシチー(牡3・上原博之厩舎)、アデイインザライフ(牡3・鈴木康弘厩舎)、ベルキャニオン(牡3・堀宣行厩舎)の3頭についての関係者のコメント。

クラリティシチーについて、上原博之調教師。
「先週までは馬也でやっていましたが、今週(4/16)は1頭前に置いて、その馬を目標にして走らせ、直線では少し反応をさせる形の追い切りでした。反応も良かったですし、ジョッキー(内田博幸騎手)もあれが目一杯ではないと言っていました。状態は維持していると思います。
前走のスプリングS(GII・芝1800m・3着)は、皐月賞の権利取りがかかっていましたので、外からかぶせられたり、前が詰まったりしないように、ジョッキーも自分から早めに仕掛けていきました。他の馬より早く仕掛けて長く脚を使いましたが、最後までしっかり走ってくれましたし、皐月賞の権利を取れたのは良かったですね。
中山は経験していますし、2000mも問題ありません。折り合いがつく馬なので、スムーズに運んで末脚が爆発してくれればと思います」

アデイインザライフについて、鈴木康弘調教師。
「今回田辺騎手が初めてレースに乗るということもあり、先週、先々週とジョッキーに乗ってもらったのですが、今週(4/16)は助手が乗って追い切りました。ここのところ坂路は時計がかかっていますので、それを考えると少し時計が速かったかなとも思いますが、順調に来ていますし、終い1ハロン12秒2も良かったと思います。
初戦、2戦目は外を回すレースをしていましたが、前走の弥生賞(GII・芝2000m・3着)では、4コーナーを回る時に前がつかえた場面がありました。大型馬なので1回ブレーキをかけたのは痛かったですね。それでもそこからスピードアップして、伸びてきた4着の馬(エアアンセム)に抜かさせずに3着に頑張ってくれました。
本当に良く寝る馬で、調教の時も馬場でアクビをしています(笑)。これからもっと良くなってくる馬ですよ。
今回はどの馬にもチャンスがありそうなメンバーですね。中山の2000mもトリッキーですし、コーナーでの位置取りなどの運、不運が大きなポイントになりそうな気がします。その分、少しだけ運がほしい、そう思っています」

ベルキャニオンについて、橋本篤典調教助手。
「前走のスプリングS(6着)は、舌がハミを越したのが敗因だと思います。調教では右にモタれていたのですが、その時は舌を越すのは右側なのですが、前走はゲート裏で左側に舌を出していて、レースでも初めて左にモタれてしまいました。なので、調教でも舌を縛っていますし、レースでも縛って臨みます。
今週(4/18)は、予定通り軽めの追い切りでした。落ち着いて走れていましたし、モタれもなくスムーズでしたし、テンションも上がらず順調に来ています。レースではうまく流れに乗って、頑張ってほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)

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