桜花賞、
皐月賞の興奮さめやらぬ中、新緑の府中開幕とともに
オークストライアルが行われる。
ハープスター、
レッドリヴェールを脅かす新星は現れるのか。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■4/27(日)
フローラS(3歳・牝・GII・東京芝2000m)
マイネグレヴィル(牝3、美浦・和田正道厩舎)は
札幌2歳Sで
レッドリヴェールとクビ差の接戦を演じたようにここでは能力上位。当時のように馬場が渋れば尚良い。左回りは昨秋の
アルテミスS以来2度目だが、当時は出遅れて前半に脚を使い、直線も瞬発力勝負になっては厳しかった。渋太さを生かすタイプだけに、例え良馬場でも開幕週を味方に前々から粘り込みたいところ。
マジックタイム(牝3、美浦・
中川公成厩舎)は母が03年のこのレースでハナ差2着だし、1000m61秒0のスローペースを我慢した前走内容なら2000mはこなせるはず。右手前の走りが力強い馬で、直線を右手前で走れる左回りが合っているし、ここは重賞初Vのチャンスだ。
ニシノアカツキ(牝3、美浦・
武藤善則厩舎)は
フェアリーSは外枠で外を回り、4コーナーでは勝ち馬に外に振られながら長く良い脚を使って、クビ差2着と能力は確か。前走は直線入り口で何度も手前を替え、気難しさを見せる感じで失速。精神面でリフレッシュ出来ているかが鍵に。それと、
クイーンCでは直線半ばから逆手前で走っていたように、右回りの方が得意かもしれない。
サングレアル(牝3、栗東・松田博資厩舎)は半姉が
ブエナビスタという超良血。牡馬相手に加え、縦長で独特な展開になった前走こそ案外だったが、初戦で見せた瞬発力はGI級。小柄だけに、使い込むより間隔を開けた方が良いタイプかも。ここは改めて期待したい。
その他、体質が強化して順調に使えるようになった
ハピネスダンサー(牝3、栗東・
高野友和厩舎)、前走が案外だが新馬V時「クラシックを意識」と鞍上に言わしめた
デルフィーノ(牝3、美浦・牧光ニ厩舎)、落ち着きが出てきた
ブランネージュ(牝3、栗東・
藤岡健一厩舎)など伏兵も多数。発走は15時45分。