安定した先行力が持ち味だ。
ハピネスダンサーはデビュー以来(2・1・2・0)と堅実な成績を残している。前走の
ミモザ賞は好位から抜け出し快勝。着差以上の強さに高野師も「精神的に強いところがいいですね。二の脚で好位を取れるし、レースがうまい」と手放しで褒める。1週前追い切りでは栗東CWで6F82秒7-12秒0(一杯)。大きく追い掛ける形から、僚馬2頭に先着。遠征の疲れもなく快調だ。芝2000m戦で2勝しており、長距離輸送を克服している点も強み。「血統的にも
オークスへ行かせたい馬です」と話す
メイショウサムソン産駒が本番への切符を勝ち獲る。
ミモザ賞2着の
ムードスウィングスは芝2000m戦では2戦2連対。「中山より東京の軽い芝の方が合うよ」と斎藤師はコース変わりに期待を寄せる。1週前追い切りでは北村宏を背に美浦南ダートで5F64秒6-13秒2(一杯)。古馬との追い比べで1馬身先着。攻め気配はいい。「ロスのない競馬をすればチャンスはあるはず」。祖母に
ファビラスラフインを持つ
ハーツクライ産駒でスタミナは十分。鮮やかな末脚だった未勝利Vからも展開がはまれば怖い一頭だ。
提供:デイリースポーツ