ディープインパクト産駒の
イサベルは次位を0秒9も上回る上がりをマークして経験馬を相手に初勝利を挙げた。追い込んで3馬身半差つけた内容に辻野助手も「デビュー戦らしく出遅れながらも、あの勝ちっぷり。まだ余力があったし、能力がありますね」と舌を巻く。キャリア1戦でも侮れない。1週前追い切りでは16日の栗東CW6F83秒0-12秒7に続き、20日にも同4F55秒0-12秒6をマーク。気配の良さが目を引いた。「カイバを食べてくれているので調整は順調。距離が延びても問題なく、東京の長い直線ではじけてくれれば」。祖
母グレースアドマイヤの背景も一流。注目の一戦だ。
フェアリーS2着、デイリー杯
クイーンC3着と連続好走した
ニシノアカツキ。前走の
フラワーCでは10着に終わったが「すんなりした展開になってしまい、持ち味を生かせなかった。もっとためてしまい勝負の方がいい馬だからね」と武藤師に悲観の色はない。1週前追い切りでは美浦Wで5F69秒6-12秒6(馬なり)。キビキビした走りで、手応えにも余裕があり、出来はキープしている。馬券圏内は全てマイル戦で距離の克服が課題になるが、好走した重賞はともにメンバー最速の上がり。スムーズに運んで末脚を引き出せれば反撃も十分だ。
提供:デイリースポーツ