現地時間26日、首・ナドアルシバ競馬場で行われたドバイワールドC(首G1・ダート2000m)は、J.ヴェラスケス騎手騎乗の
ロージズインメイ Roses in May(牡5、米・D.ロマンス厩舎)が、スタート直後から先頭に立つと、直線外から追い込んだダイネヴァー
Dyneverを抑え優勝した。3着は早めに進出したチョクトーネイション
Choctaw Nation。
地方競馬所属馬としては初の海外遠征となった
内田博幸騎手騎乗の
アジュディミツオー(牡4、船橋・川島正行厩舎)は、スタートで若干後手を踏み、道中は3番手の外目を追走。直線入り口から追い出しにかかるも、直線半ばで手応えがなくなり6着に敗れた。なお、グランドオムブレ
Grand Hombreは出走を取り消している。
勝ったロージスインメイは、父が92年ウッド
メモリアル招待S(米G1)など重賞9勝を挙げた
Devil His Due、
母Tell a Secret(
その父Speak John)という血統。昨年の7月のコーンハスカーBCH(米G3)で重賞初制覇すると、続く
ホイットニーH(米G1)を9頭立ての6番人気で快勝。ケンタッキーCクラシック(米G2)1着を挟んで臨んだ昨年の
BCクラシック(G1)では、昨年の米
年度代表馬ゴーストザッパー
Ghostzapperの2着に好走していた。今年2月の前走・ドンH(米G1)では1番人気で2着に敗れたが、見事な変わり身を見せてG1・2勝目を挙げた。通算成績13戦8勝。
鞍上のJ.ヴェラスケス騎手、管理するD.ロマンス調教師ともに同レース初制覇。昨年の
プレザントリーパーフェクト Pleasantly Perfectに続く米国調教馬の勝利で、今年で10回目を迎えるドバイワールドCは米国調教馬の通算5勝となった。