日経賞で完全復活を印象付けた
ウインバリアシオン。岩田騎手が日曜日に騎乗停止処分を受けて未定になっていた鞍上は
バンデが賞金の関係で除外になった場合はシュタルケ騎手に、もし
バンデの出走がかなった場合は
武幸四郎騎手となるようだ。
ウインバリアシオンは
ゴールドシップの須貝調教師の記者会見が終わった頃、ウッドチップコースに入り、遥か前を行く同じ厩舎の馬を目標に徐々に差を詰めてゴールでキッチリと交わし去る調整。好調をアピールした。
調教後の記者会見での関係者のコメントは以下のとおり。
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ウインバリアシオン(松永昌博調教師)
◎
日経賞はいいレースになりましたね。
思ったよりも強かったですね。3コーナーから上がっていく脚が速かったですね。それで最後まで伸びましたからね。今まで思っていた以上に前回は強かったですね。
◎屈腱炎から良く立ち直りましたね。
症状が軽かったですからね。早く見つけられたのは良かったですね。
◎1年5ヶ月の休養を挟んでよくこれだけの成績を残していますね。
思った以上に(休み明けの)最初から良く走ってますね。
◎
有馬記念も強いという印象でした。
離されはしましたが、何とか2着に粘りましたしね。
◎
オルフェーヴルが引退して迎える天皇賞ということになりますね。
いなくはなりましたが、他に強い馬が出てきてますからね。
オルフェーヴルが抜けた分、何とか頑張って欲しいとは思いますけどね。
◎天皇賞に向けての調整はウッドチップコースで3頭併せての形でしたが。
前に2頭を置いて後ろから追いかける予定どおりの調整でした。やればもっと動くんですが。ここまで本当に順調に来ていますね。
◎先週、ウッドチップコースを走ったのと同じようなタイムでした。
今日も8分程度でという指示で、その通りでしたね。やれば動く馬ですから。
◎春の天皇賞は一昨年経験して2度目ですが、一昨年は悔しい思いをしましたね。
あの時は行った行ったの展開でしたから。
◎今年は一昨年とは違った趣のレースになると思いますが。
一昨年と比べたら力を付けてますし、故障上がりですがあの時とは比べ物にならないぐらいいい状態だと思います。
◎屈腱炎によるマイナスを上回るような力を付けているということですか?
年齢を重ねて成長してますね。
◎いい気持ちで臨める天皇賞ですか。
状態については言うことないですね。
◎気になる点は何でしょう?
展開でしょうね。この馬のレースをするだけですから。前残りの競馬になったら苦しいですね。
◎最後に抱負をお願いします。
強い馬が何頭が出てますが、何とかその一角で盛り上げてくれればと思います。
(取材:佐藤泉)
提供:ラジオNIKKEI