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フェノーメノが故障を乗り越え連覇達成!/天皇賞・春

  • 2014年05月04日(日) 18時48分
 4日、京都競馬場で天皇賞・春(4歳上・GI・芝3200m)が行われ、中団の内でレースを進めた蛯名正義騎手騎乗の4番人気フェノーメノ(牡5、美浦・戸田博文厩舎)が、3〜4コーナーで前に進出しながら馬場の中ほどへと持ち出し、直線で先行各馬を捕らえ、その外から差を詰める3番人気ウインバリアシオン(牡6、栗東・松永昌博厩舎)をクビ差退けて優勝した。勝ちタイムは3分15秒1(良)。

 さらにハナ差の3着に12番人気ホッコーブレーヴ(牡6、美浦・松永康利厩舎)が入った。なお、1番人気キズナ(牡4、栗東・佐々木晶三厩舎)は後方2番手から良く追い込んだものの、前を捕らえ切ることはできず、ホッコーブレーヴから1/2馬身遅れての4着に終わった。また、2番人気ゴールドシップ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)はスタートで遅れ最後方からの競馬となり、直線で差は詰めたが7着までだった。

 勝ったフェノーメノは、父ステイゴールド母ディラローシェ、その父Danehillという血統。昨年の同レースで初GI制覇を決めたものの、左前繋靱帯炎を発症し秋は全休。復帰戦の日経賞は5着に終わったが、ここで見事な復活を果たし、連覇達成となった。

【勝ち馬プロフィール】
フェノーメノ(牡5)
騎手:蛯名正義
厩舎:美浦・戸田博文
父:ステイゴールド
母:ディラローシェ
母父:Danehill
馬主:サンデーレーシング
生産者:追分ファーム
通算成績:14戦7勝(重賞5勝)
主な勝ち鞍:2013年天皇賞・春(GI)

【勝利ジョッキー・蛯名正義騎手のコメント】
 去年の秋はレースに出られなくて、関係者の方々も自分も悔しい思いをしていたので、結果を出せて良かったです。前走はこの馬らしい走りができませんでしたが、短期間でここまで(状態を)戻した厩舎の方々の頑張りに馬が見事応えてくれました。

 前走は力んでいましたので、1周目の下りは落ち着かせるのに専念しました。スタンド前に来た時には落ち着いたので、このままいければと思っていました。(3コーナーからの)手応えも十分でしたが、後ろに強い馬も沢山いましたし、最後に凌ぎ切った瞬間はホッとしました。よくここまで戻ってくれたなと思います。厩舎の方々に感謝しています。

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