ゲートがあいた瞬間、スタンドが大きくどよめいた。2番人気
ゴールドシップが大きく出遅れる。最後方追走を余儀なくされ、7着まで追い上げるのが精いっぱいだった。1番人気で5着に敗れた昨年に続き辛酸をなめた。しかもゴール後、1角手前でウィ
リアムズが下馬。「返し馬までは落ち着きがあったが、ゲートで力んで出遅れてしまった」と鞍上。須貝師は「スタートが全て」と言い残すと「脚元が気になるから」と厩舎方面へ急いだ。
検査の結果、骨には異常がなく、右の首筋から肩にかけての筋肉痛との診断。「半年とか1年休むこと(症状)じゃないし、今はもう大丈夫」と北村助手はホッとした表情を見せる。「次が
宝塚記念とは決まっていなかった」と今後は秋を見据えてひと息入れることになりそうだ。
提供:デイリースポーツ