11日、東京競馬場で
NHKマイルカップ(3歳・牡牝・GI・芝1600m)が行われ、ダッシュ良く先手を奪った
浜中俊騎手騎乗の1番人気
ミッキーアイル(牡3、栗東・
音無秀孝厩舎)が、そのまま長い直線に入り、後続勢の追撃を振り切って優勝した。勝ちタイムは1分33秒2(良)。
クビ差の2着は12番人気
キングズオブザサン(牡3、栗東・
荒川義之厩舎)と17番人気
タガノブルグ(牡3、栗東・
鮫島一歩厩舎)の際どい争いとなったが、
タガノブルグがわずかに先着。ハナ差で
キングズオブザサンが3着となった。なお、2番人気
ロサギガンティア(牡3、美浦・
藤沢和雄厩舎)は
キングズオブザサンからクビ差遅れての4着、3番人気
ショウナンアチーヴ(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)は6着に終わった。
勝った
ミッキーアイルは、
父ディープインパクト、
母スターアイル、
その父Rock of Gibraltarという血統。新馬戦は2着に敗れたものの、そこから未勝利、
ひいらぎ賞、
シンザン記念、
アーリントンCと破竹の4連勝。その実績から断然人気に推されたここも逃げ切りを決め、見事5連勝で初めてのGI制覇を果たした。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ミッキーアイル(牡3)
騎手:
浜中俊厩舎:栗東・
音無秀孝父:ディープインパクト母:スターアイル母父:Rock of Gibraltar馬主:野田みづき
生産者:ノーザンファーム
通算成績:6戦5勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2014年
アーリントンC(GIII)
【勝利ジョッキー・
浜中俊騎手のコメント】
東京競馬場のマイルを逃げ切るのは難しいという風に言われてましたけれど、僕にできることは
ミッキーアイルを信じて乗るだけでした。それに応えてくれた馬は本当に良く頑張ってくれましたね。
スタートからマイペースで走ってくれましたし、いつも通りでした。最後の直線は今までにないくらい長かったです。本当に祈るような気持ちで追っていました。ゴールした瞬間は多分勝ったと思ったので、そこから良く頑張ってくれたなという馬への思いが湧きました。