ディープインパクトや
ステイゴールドを育てた名伯楽であり、このほど馬主になった池江泰郎元調教師の勝負服が公開された。紫、白一本輪、白袖紫一本輪というデザイン。かつて、池江泰郎氏が厩舎で使用していた調教服のデザインと似ている。
「そのとおり、厩舎時代の調教服をイメージしてデザインした」(池江氏)そうだ。
この勝負服がレースでお目見えするのは、
JRAブリーズアップセールで購入した
ネージュドール(牡2、栗東・
高橋康之厩舎)のデビュー戦になる見込みだ。
ネージュドールは4月29日に
JRAブリーズアップセールで3240万円(税込)で競り落とされた。「上場した馬の中で
ステイゴールド産駒はこの1頭だけだった。事前に資料を見ている段階から『いい馬だなぁ』と思っていたので、ぜひ欲しかった」とのこと。そして、実際にセールでその走りを見たら、「素軽くて動きがいい」と感じ、その思いは一層強くなり購入に至ったそうだ。
愛馬の名前
ネージュドールは「フランス語で『金色に輝く雪』という意味。
ステイゴールドにあやかって“金”という意味を馬名のどこかに入れたかった」そうだ。
ネージュドールはすでに入厩済み。現在はゲート練習中心の調教メニューをこなしながらじっくりとデビューに向けて調整されている。池江氏は「弟子(
高橋康之師は池江泰郎厩舎からデビュー。池江氏の二番弟子にあたる)が預かってくれました。デビューの日が楽しみですよ」と近い将来に控えた愛馬の晴れ姿を心待ちにしていた。(取材・写真:花岡貴子)