果敢に牡馬に挑戦する
レッドリヴェール。
桜花賞では宿敵
ハープスターにクビ差及ばなかったものの、昨年暮れ以来の休み明けを考えれば、勝ちに等しい好内容。前走後は早々とダービー参戦を表明し、ここ一本に目標を絞ってきた。1週前追い切りは栗東坂路で4F54秒8-12秒5(仕掛け)をマークし、牡馬顔負けの力強い動きで併走馬に1馬身先着。これには須貝師も「雰囲気がいいし、動きも良かった。いい状態をキープできている」と満足げな表情。続けて、「レース後の回復も早かった。ここ2週間は(CWが)左回りの日に馬場に入れて勉強もさせている。学習能力の高い馬だし、いい感じだよ」と初コースへの対策も万全だ。
ハープスターを物差しにすれば、牡馬相手でも能力は通用する。07年の
ウオッカ以来となる偉業達成へ期待が高まる。
ダービーウイークが開幕した月曜朝、
ワンアンドオンリーは自厩舎で元気いっぱいの姿を見せた。甲斐助手は「
弥生賞の後は疲れが出たが、
皐月賞の後は全く問題なかった。回復が早くて調整はしやすかったですね」と順調ぶりをアピールする。栗東坂路の1週前追い切りでは4F53秒6-13秒4(強め)をマーク。集中力を保持したまましぶとく伸びると、併走馬に2馬身先着。大一番へ向けて申し分ない出来にある。
皐月賞は4着に敗れたが、上がり3F34秒3はメンバー最速だ。「つくべきところに筋肉がついてきた。折り合いに心配がないので距離は問題ない。広い東京で思う存分、力を発揮してくれれば」と府中での決戦に期待を寄せていた。
提供:デイリースポーツ