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橋口師の悲願叶えた!ワンアンドオンリーが皐月賞馬を下しダービー制覇!/日本ダービー

  • 2014年06月01日(日) 19時22分
 1日、東京競馬場で日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)が行われ、いつもとは違い先団でレースを進めた横山典弘騎手騎乗の3番人気ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、直線で好位からの抜け出しを図る1番人気イスラボニータ(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)との叩き合いを制し、これを3/4馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは2分24秒6(良)。

 さらに1.1/2馬身差の3着には、最内をついて脚を伸ばした12番人気マイネルフロスト(牡3、美浦・高木登厩舎)が入った。なお、2番人気トゥザワールド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は追撃及ばず5着に終わった。また、13番人気エキマエ(牡3、美浦・中川公成厩舎)は4コーナーで競走を中止した。

 勝ったワンアンドオンリーは、父ハーツクライ母ヴァーチュその父タイキシャトルという血統。この大一番で鞍上の名手・横山典弘騎手はこれまでの中団〜後方待機策ではなく好位からの競馬を選択。これに見事応えて皐月賞イスラボニータを下し、2011年生まれのサラブレッド7123頭の頂点に立った。また、同馬を管理する橋口弘次郎調教師はダンスインザダークハーツクライリーチザクラウンローズキングダムとこれまで4度、2着で涙をのんできたが、そのハーツクライの仔でついに悲願のダービー制覇を成し遂げた。

【勝ち馬プロフィール】
ワンアンドオンリー(牡3)
騎手:横山典弘
厩舎:栗東・橋口弘次郎
父:ハーツクライ
母:ヴァーチュ
母父:タイキシャトル
馬主:前田幸治
生産者:ノースヒルズ
通算成績:9戦3勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)

【勝利ジョッキー・横山典弘騎手のコメント】
 (橋口)先生にはいつもお世話になっていますので、何とか頑張るしかないと思っていました。本当に勝てて良かったです。どのレースでもそうですけど、ゴール板が遠かったです。

 前回は行き脚がつかなかったのですが、今回はスタッフも先生もキッチリ仕上げてくれて、スタートも良く、無理なく好位置で競馬を進めることができました。

 お父さんに比べてまだまだヨタヨタしているところがありますが、それでダービーを勝てるんですから凄いですね。これからも順調にいって大きいところで頑張ってもらいたいと思います。

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