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【日本ダービー】(東京)〜ワンアンドオンリーが皐月賞馬との叩き合いを制してV

ラジオNIKKEI
  • 2014年06月01日(日) 17時00分
東京10Rの日本ダービー(3歳GI・芝2400m)は、3番人気ワンアンドオンリー(横山典弘騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分24秒6。3/4馬身差の2着に1番人気イスラボニータが、1馬身半差の3着に12番人気マイネルフロストがそれぞれ入線。

ワンアンドオンリーは栗東・橋口弘次厩舎の3歳牡馬で、父ハーツクライ母ヴァーチュ(母の父タイキシャトル)。通算成績は9戦3勝となった。

レース後のコメント
1着 ワンアンドオンリー 横山典弘騎手
「嬉しいです。橋口先生にはいつもお世話になっているのでがんばるしかないと思っていました。勝ててよかったです。どのレースでもそうですが、ゴールまでが遠かったですね。スローペースで他の馬も苦労していました。僕の馬も道中は力んでいたので、どこまで伸びてくれるかと思っていました。前回は行き脚がつかなかったのですが、ダービーが目標ということで今回は先生もスタッフもきっちり仕上げてくれていましたので、スタートよく、無理なく好位で進めることができました。お父さんのハーツクライに比べるとまだ緩いところがありますが、それでダービーを勝つのですからすごいですね。これからも順調にいって欲しいです」

橋口弘次郎調教師のコメント
「舞い上がって地に足がついていない状態です。ドバイで勝ったときもこんな気持ちにならなかった。やはりダービーは別格です」

2着 イスラボニータ 栗田博憲調教師
皐月賞ではこちらが前の馬をマークしましたが、今日は逆に目標にされてしまいました。スタートして少しかかりましたが、蛯名騎手がなだめてうまく乗ってくれたと思います。今後のことはまだまだこれからです」

蛯名正義騎手のコメント
「枠順の差です。勝ち馬と枠順が逆だったら着順も逆だったと思います。内の馬場がいいのはわかっていましたし、向こうは黙っていてもあの位置。こちらは内にポジションをとりにいってあの位置。やれることは精一杯やって力は出し切っていますし、仕方ないです。最後もまた抵抗していますし、秋にリベンジしたいです......」

3着 マイネルフロスト 松岡正海騎手
「引っかかりましたが、思い描いていたレースはできました。いい位置はとれましたが、ペースが落ちた2コーナーで折り合えていればよかったです。最後は内側がうまくあいてくれました」

5着 トゥザワールド 川田将雅騎手
「ゲートはいつも通り出てくれました。前に行こうとしたのですが、進んでくれず、下げる形になりました。最後は盛り返しましたが、予定していたものとは違う競馬になってしまいました」

6着 ショウナンラグーン 吉田豊騎手
「残念です。もう少しもぐりこめていればと思ったのですが、誰も動かず、この展開で上位争いをするには厳しかったです。他力本願ですが、折り合いは上手ですし、秋はよくなりそうな雰囲気があります」

7着 アドマイヤデウス 岩田康誠騎手
「インコースで脚をためていました。直線で進路はあいたのですが、反応が鈍かったです。まだ子どもっぽいところがありますし、これからよくなるでしょう」

8着 ベルキャニオン 戸崎圭太騎手
「前走よりも調子はよさそうでした。この短期間でよくなっていますし、素質を感じます。それにしても今日はタイトなレースでした。これから巻き返したいです」

9着 スズカデヴィアス 酒井学騎手
「スタートは今日もしっかりと出てくれました。ペースが遅くなりそうだったので、前めにつけるイメージを持っていました。押さずにスーッと行ってくれて、ポジションをキープできました。しかし、1コーナーで馬群がギュッと狭くなり、下がってしまいました。道中はフワフワしていましたが、うながしたら走ってくれました。バテずに最後も脚を使っています。まだ成長途上ですし、もっとよくなりそうな雰囲気は感じました」

10着 ワールドインパクト 内田博幸騎手
「行きすぎず下げすぎず良い位置につけられて、4コーナーまで手応えはよかったのですが、交わしに行くときに伸び切れませんでした。まだまだこれからの馬です」

11着 サウンズオブアース 浜中俊騎手
「いい枠だったのでいいポジションにつけられて、スムーズに競馬ができました。これから心身ともに成長してくれればいいと思います」

12着 レッドリヴェール 福永祐一騎手
「馬の雰囲気がよかったので、楽しみにしていました。いいスタートを切ってくれました。外枠だったのでなるべく外を回したくないと思っていました。イスラボニータの後ろにつけようとしたのですが、前へ押してくる馬がいて、その位置をとれませんでした。直線でも伸びきれず、最後は失速してしまいました。マイルのときのような切れ味を使えなかったのは確かです。敗因が距離かどうかはわかりませんが、いいチャンスをもらって結果を出せなかったのは残念ですし、申し訳なく思っています」

13着 ハギノハイブリッド C.ウィリアムズ騎手
「自分が想像していた馬と違っていて、最後はガス欠でした。2〜3番手が欲しかったですが、外から来られて前に行けませんでした。残り300mぐらいで止まってしまいました。みなさんはワンペースに近いイメージをもたれているかもしれませんが、最後にビュッとくるイメージでした」

14着 サトノルパン 小牧太騎手
「まだ荒削りなところがあります。何とか我慢させてうまいこと乗ることができましたが、最後は苦しがっていました」

15着 アズマシャトル 松山弘平騎手
「前半から押して押して行きましたが、なかなか進んでくれませんでした。本調子ではないのでしょうか。前走よりも追い切りからよくなっていたのですが......」

16着 トーセンスターダム 武豊騎手
「びっくりしました。直線で左手前に替わった後、内柵の継ぎ目に反応して触れてしまいました。こういう面を見せる馬ではないのですが、若さが出てしまいました。直線までいい形になっていて、叩き合いに持ち込めそうでしたが、まさかこんなことになるとは......。悔しいです」

ラジオNIKKEI

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