東京11Rの第64回
安田記念(GI、3歳上、芝1600m)は1番人気
ジャスタウェイ(
柴田善臣騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分36秒8(不良)。ハナ差2着に16番人気
グランプリボス、さらに3馬身差で3着に10番人気
ショウナンマイティが入った。
ジャスタウェイは栗東・
須貝尚介厩舎の5歳牡馬で、
父ハーツクライ、
母シビル(母の
父Wild Again)。通算成績は19戦6勝となった。
〜レース後のコメント〜
1着
ジャスタウェイ(柴田善騎手)
「追っていても脚を取られる部分があって、あきらめて仕方がないくらいの
バランスの崩し方でした。しかし、最後まであきらめず、抜かしてやろうという気持ちがあって、さすがに世界一の馬だと感じました。2着馬が手応え良く外をガードしていたので、苦しいところに押し込められ、外へ出られませんでした。外に出せていれば楽に競馬が出来たのですが...。しかし、こういう競馬が出来たことは本当に偉いです。返し馬でも力強さを感じましたし、気性的にも落ち着いていました。ゲートの中でも風格を感じました。"世界一"より上はないので、それを守ることがオーナーやスタッフのためだと思っています」
2着
グランプリボス(三浦騎手)
「ここしかないと思っての騎乗でしたが、最後は早めに動いた分だけ、脚が一杯になってしまいました。今日の調子でこれだけの走りが出来るのですから、秋が楽しみになりました」
3着
ショウナンマイティ(北村宏騎手)
「よく頑張ってくれました。スタートで出して行きましたが、1歩目が遅かったです。4コーナーにかけてノメってしまい、苦しくなりましたが、そこからさらに頑張りました。力はあります」
4着
ダノンシャーク(内田博騎手)
「いい形で運べて夢を見ました。もうワンテンポ遅く後ろが来ていれば...とも思いますが、勝った馬は地力が違ったでしょうか。この馬自身、先々が楽しみになる走りでした」
5着
ワールドエース(ウィ
リアムズ騎手)
「個人的には大外を気にしていましたが、スタートからノメってしまいました。その後も馬場を気にしていました。しかし、最後は盛り返していました。良馬場ならとんでもないパフォーマンスを見せていたのではないでしょうか。競馬は運ですね」
7着
サダムパテック(田中勝騎手)
「流れに乗って終いも脚を使っていますが...」
8着
フィエロ(岩田騎手)
「スタートでトモを滑らせました。道中はためられましたし、馬場も苦にしないように見えましたが、直線半ばで止まりました。初GIですし、これからでしょう」
9着
カレンブラックヒル(秋山騎手)
「イメージ通りのレースで、馬場を苦にしませんでした。上位の各馬が強かったです」
10着
クラレント(川田騎手)
「自分の競馬は出来ました。しかし、馬場が悪いですし、直線の入口で苦しくなってしまいました」
11着
グランデッツァ(
石橋脩騎手)
「後ろからになりましたが、ペースが速かったですし、この位置でもいいのかと思いました。この枠順で、外に出しても一苦労しますし、直線までは我慢して、そこから外へ出そうと思いました。ただ、途中から上に跳ぶような走りで、ノメってませんが馬場を気にして加減しているような感じでした。いい馬場でやりたかったです」
13着
リアルインパクト(戸崎騎手)
「4コーナーでノメり始めました。馬の感じは悪くなかったです」
14着
トーセンラー(
武豊騎手)
「勝ち馬以外、みんな敗因は馬場状態ではないでしょうか。左回りはこなしていました」
15着
ホエールキャプチャ(蛯名騎手)
「3コーナーから苦しくなるくらい馬場が向いていませんでした。出来は良かったです。4コーナーでいい形にしたかったのですが、そこまでも行きませんでした。走りにくいと気持ちで負けてしまいます。この馬は調子がいいと雨に降られてしまいます」
ラジオNIKKEI