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ペルーサなど、エプソムC厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2014年06月11日(水) 18時20分
 エプソムC(GIII・芝1800m)に出走予定のペルーサ(牡7・美浦・藤沢和雄厩舎)、ディサイファ(牡5・美浦・小島太厩舎)、マイネルラクリマ(牡6・美浦・上原博之厩舎)、ゴールデンナンバー(牝5・美浦・鈴木康弘厩舎)、フェスティヴタロー(牡5・美浦・天間昭一厩舎)について、関係者に取材した。

ペルーサについて、藤沢和雄調教師。
「前走の白富士S(2/1・OP・芝2000m・12着)の後、折り返してすぐに使う予定でしたが、冬場で空気が乾燥している関係で蹄のトラブルが長引いてしまいました。気候も良くなりましたし、蹄はもう問題ありません。

 先週は2歳馬と併せ馬をして、今週(6/11)は古馬と一緒に強めをやりました。走りやすかったのか動きも良かったですよ。ここまで調教で負荷をかけてきて順調ですし、休み明けになりますが力を出せる状態です。

 喉の手術を2回した分、休養が長引きましたが、ここ2か月くらいだいぶ馴染んできて、喉の状態も気になりません。ここ最近不甲斐ないですが、相変わらず体は素晴らしいですし、このままでは馬も納得しないでしょうから、力を見せてほしいですね」

ディサイファについて、小島良太調教助手。
「元々時計がかかる馬場の方が良いと思っていましたが、前走の都大路S(OP・芝1800m)では高速決着にも対応してくれて、2着とはいえ収穫がありました。

 今年は金杯からスタートしましたが、ハイレベルで良い状態をキープしています。前走の長距離輸送後も3日間くらいで普通の調教ができましたし、消耗もしていません。レース後10日くらいで速い時計も出していて、すこぶる順調です。2週前、1週前の追い切りも満足のいくものでした。今日(6/11)は坂路で追い切りました。55秒くらいで時計は目立ちませんが、坂路は時計がかかっていますので、今日の動きも良かったです。

 若い頃は他の馬よりも心身の成長が遅れているかなと感じることも多かったですが、去年の夏くらいからグングンと力をつけてきました。体も以前はフニャフニャしていましたが、芯が入ってしっかりしてきましたし、今が1番良い状態です。

 2000mは少し長いですが、1800mは条件的に1番良いと思いますし、競馬が上手ではない時もありますので、馬場が広い東京コースはこの馬にとって良いでしょう。ここを勝って弾みをつけて秋に向かいたいですね」

マイネルラクリマについて上原博之調教師。
「前走(香港チャンピオンズマイル・10着)は初の海外遠征でしたが、うまく調整はできたものの、国際GIということもありメンバーが強かったですね。帰国後は少し疲れはありましたが、着地検疫の間にそれもとれましたし、エプソムCに出走できる状態になっています。

 トレセンに入厩してからレースまで10日間しかないので、着地検疫をしたビッグレッドファーム鉾田である程度やってもらいました。今週(6/11)は終い重点にある程度負荷をかけましたが、動きは良かったですね。暑い時期も順応してくれますし、道悪馬場で以前走った時も苦にしなかったので、馬場が悪くなっても問題ないと思います。

 海外から戻ってきて初めてのレースになりますが、元気ですし、これなら頑張ってくれそうです」

ゴールデンナンバーについて、鈴木康弘調教師。
「ここ最近のレースでは上がり3ハロンはいつも最速なのですが、レースの流れが遅いこともあり、なかなか勝ち切れないですね。

 今日(6/11)はレースで騎乗する大野騎手に乗ってもらって追い切りましたが、併せ馬をすると速い時計が出てしまうので、単走でやりました。元々稽古では走りますが、コースの大外を男馬のようなアクションで走っていました。

 今回は前走のヴィクトリアマイル(GI・芝1600m・9着)より1ハロン延長しますし、前を引っ張ってくれる馬がいなさそうな感じもしますので、自分から動いていく必要があるかもしれません。どのようなレースをするかは、前に行きそうな馬がどの枠に入ったかなど、枠が決まってから決めたいと思います」

フェスティヴタローについて、谷中公一調教助手。
「前走のメイS(OP・芝1800m・7着)は前に行く馬が揃っていましたので、控える競馬をしましたが、この馬は多少ペースが速くなっても前に行く競馬の方が良いですね。スタートも良いですし、二の脚も使えますから、そのまま行ければ良いと思います。

 今日(6/11)は、テンをゆっくり入って終い重点にやりました。ハミをかけておいて溜める感じで追わずに走らせましたが、順調に来ていますよ。

 真面目な馬で、以前は気負って集中し過ぎるところがありましたが、それがだいぶ抜けてきました。重賞でも十分やれる馬ですし、2枚腰を使って粘りを発揮できればと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)

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