ひと回り成長を遂げて函館に帰ってきた。
ハノハノが重賞初制覇を狙って2年連続の参戦。昇級2戦目で臨んだ昨年は10着に敗れたが、勝ち馬との着差はわずか0秒3。以降、オープンで勝利も経験し、重賞戦線で強敵相手にもまれてきた。担当の桜井助手は「実績も積んできたし、6歳だけど力をつけていますからね。去年よりもやれると思っています」と力を込める。
近2走は(4)(3)着と気配も上向いている。洋芝で結果は出ていないが、決して適性がないわけではない。「本来は時計がかかった方がいいタイプだと思う。小倉で4つ勝っているように、小回りも向く。展開に左右される馬じゃないし、どんな競馬もできる」と強気な姿勢を崩さない。
昨年のサ
マースプリント王者の
ハクサンムーンと同じ厩舎、騎手、担当者で臨む一戦。「今年も(シリーズを)勝てたら最高ですね」と前向きだ。好結果が出れば“連覇”も視野に入ってくる。待望の重賞初Vで、さらなる飛躍への足掛かりをつかむ。
提供:デイリースポーツ