巴賞6着から反撃を狙う
アンコイルド。「肝心なところで手応えがなくなっていたのは、久々の分でしょうね」と渋田助手が振り返るように、体調面が万全でなかったことが敗因。函館は重賞戦線の常連になる足掛かりをつかんだ思い出の地。昨年は
巴賞8着から本番で2着に好走しており、一変の可能性は十分にある。前走から間隔が詰まっているため、1週前追い切りは行われていないが、「体もいくらか余裕があったように見えた。体質的には昨年よりもいいし、緩めずに仕上げていく」と陣営の調整に抜かりはない。
重賞で2着6回と苦杯をなめ続けている
アドマイヤタイシだが、堅実な立ち回りは評価に値する。「輸送は何の問題もなかった。栗東でもしっかりとメニューを消化してきたし、具合はいい」と松田助手。13日の1週前追い切りは函館W(霧で計時不能)で引き締まった馬体を誇示。前走時同様の状態をキープできている。「
鳴尾記念は少し行きたがるシーンがあったが、最後はしぶとく踏ん張っていた。何とか重賞タイトルを獲らせたい」。切れ負けするタイプだけに、洋芝変わりはプラス材料。悲願のタイトル奪取はもう目の前だ。
提供:デイリースポーツ