15日、日本最大のサラブレッド市場「セレクトセール」(主催・JRHA日本競走馬協会)で、当歳馬のセールが行われている。
今年も大人気の
ディープインパクト産駒や、実績馬の弟・妹が続々と高額で落札されているが、それらとは別に大きな注目を集めていたのが、イギリスでGIを10勝、通算成績14戦14勝で世界最強の称号を欲しいままにした
Frankel(フランケル)の初年度産駒「
グッドウッドマーチの2014」。
フランケルは種付け頭数が制限され、種付け相手も自身か仔がGIを勝っている牝馬が多く、セリ市場に上場されることは少ないと目されており、6月16日に行われた英国のロンドンセールでは上場された産駒の落札価格が賭けの対象になるほどだった。
本日の上場番号376で登場した「
グッドウッドマーチの2014」のセリは4000万円からスタートしたが、いきなり7000万円にアップ。その後も値は上がり、最終的に9600万円で寺田寿男氏に落札された。本馬の兄には香港GI・クラシックマイルを勝った
Gold-Fun(父
Le Vie Dei Colori)がおり、それ以上の期待がかけられることになりそうだ。
【上場No.376】
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グッドウッドマーチの2014(牝)
父:
Frankel母:グッドウッドマーチ母父:Foxhound生産者:(有)三嶋牧場
落札者:寺田寿男