福島11R・
バーデンバーデンC(芝1200m)は馬場の大外を豪快に貫いて、横山典騎乗の3番人気
マヤノリュウジン(栗東・庄野)が1分8秒8のタイムでV。昨年の
スプリンターズSの3着馬が久々の勝利を手にした。1馬身1/4差の2着は4番人気のバーバラ、さらに首差の3着には7番人気の
アンバルブライベンが続いた。なお、1番人気の
コウヨウアレスは11着に敗れた。
約1年4カ月ぶりの勝利は衝撃的だった。後方13番手から直線で外ラチ沿いまで一気に持ち出すと、勢いのついた末脚はもう止まらない。メンバー最速の上がり33秒8の豪脚で鮮やかな“ごぼう抜き”を決めた。「やはり力がある。難しい馬だが、気分良く走れれば力は上だからね」。会心の勝利に横山典の顔に笑みがこぼれる。次走は
キーンランドC(8月31日・札幌、芝1200m)を予定。勢いを取り戻した7歳馬が北都で重賞タイトル奪取を狙う。
提供:デイリースポーツ