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ラブイズブーシェ重賞初V、小林オーナー「今回は8-5で3番だから勝つと思った」/函館記念

デイリースポーツ
  • 2014年07月21日(月) 12時00分
 昨夏に2連勝した得意の函館で重賞初制覇。サマー2000シリーズ第2戦「第50回函館記念・GIII」(芝2000m)は20日、函館11Rに16頭で争われ、2番人気のラブイズブーシェ(栗東・村山)が7度目の挑戦で初めて重賞タイトルを獲得した。道中は後方グループを追走。勝負どころで外からまくり気味に進出し、その勢いをキープしたまま直線で抜け出して、2分0秒1のタイムでゴールを駆け抜けた。2着はトップハンデの58キロを背負った8番人気のダークシャドウ。しぶとく差を詰めたが、3/4馬身差及ばなかった。さらに1馬身半差の3着はジワジワと脚を伸ばした7番人気のステラウインド。なお、先行した1番人気のグランデッツァは直線で伸びを欠き、10着に敗れた。

 スタートで出負けして好位追走という当初のシナリオは崩れたが、慌てることはなかった。「ペースが流れたので、向正面で思い切って出して行きました」と古川。「長く脚を使えるので、自信を持って動きました」と、してやったりの表情だ。

 昨年の有馬記念4着馬が、その地力をいかんなく発揮した。「ここまで強い競馬ができるとは…。想像以上です」と村山師は勝ちっぷりに舌を巻く。

 “Dr.コパ”こと小林祥晃オーナーも満面の笑みだ。同じ村山厩舎のコパノリッキーフェブラリーSを制したのを皮切りに、今年はJRA重賞4勝目。「今年は5と8がラッキーナンバー。(フェブラリーSの)コパノリッキーが5+8で枠は13番、(高松宮記念の)コパノリチャードが5番。今回は8-5で3番だったからね。勝つと思ったよ」と得意げに声を弾ませた。

 次走は札幌記念(8月24日・札幌、芝2000m)。函館に残って調整し、10着に敗れた昨年の雪辱を期す。「馬が完成してきている」と指揮官が腕をまくれば、オーナーも「札幌は方位がいいね」と意欲満々。ひと皮向けた5歳馬が、勢いに乗ってサマー2000シリーズ王者を目指す。

提供:デイリースポーツ

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