重賞ウイナーの
アースソニック。一時の不振は脱した様子で、そろそろ2つ目のタイトル奪取が期待される。「前走後は大山ヒルズに放牧に出して、24日に帰厩しました。牧場でも乗っていますし、レースまでに態勢は整うはず」と中竹師。26日に栗東坂路で行われた1週前追い切りは、軽快なフットワークで4F58秒2-13秒1(馬なり)をマーク。気配は良好で出来は申し分ない。指揮官が「直線1000mは合っている」と言うように、2走前の韋駄天Sでは
セイコーライコウ、
フォーエバーマークに続く3着に好走。2度目の慣れを見込めば、今度も好勝負を演じてもおかしくない。
近走は2桁着順続きの
パドトロワだが、今季はダートや1800m戦など、実績のない条件に使われていた。
アイビスSDは2年前に制した思い出の重賞。得意とする芝の短距離戦に戻って再起を誓う。1週前追い切りは27日の栗東坂路で4F54秒8-12秒4(馬なり)。相変わらず順調に調整できており、気配は決して悪くない。「1週間程度の短期放牧なので、そこまで変わっていませんが、ここ2走は走るのをやめる癖がなくなってきました」と野田助手の表情は明るい。59キロの斤量は心配だが、まだまだ見限るのは早計だ。
提供:デイリースポーツ