前走の
安田記念では思わぬ大敗を喫した
エキストラエンド。不良馬場で行き脚がつかず、後方のまま12着に終わった。高田助手は「馬場状態が悪くて、この馬にとってかわいそうなレースになりました」と敗因を分析。ここが秋に向けての始動戦となるが、1週前追い切りでは、栗東CWの3頭併せで5F69秒5-12秒1(強め)。攻め駆けする
サトノアビリティ(4歳500万下)にはやや見劣ったが、集中した走りで毛ヅヤもいい。「動きは軽いですし、具合自体は良さそうですよ。左回りにも実績がありますし、横山典ジョッキーも2回目になりますから」と反撃への手応えをつかむ。今年は
安田記念を除けば、マイル重賞で(1)(2)(3)着。実績的にもGIII&新潟外回りなら崩れるシーンは浮かばない。
NHKマイルC2着の3歳馬
タガノブルグが果敢に古馬に挑戦する。GI以来、3カ月ぶりの実戦となるが、1週前追い切りは、栗東坂路で4F53秒1-13秒2(強め)。間隔があいた割に追い切り本数は少なめだが、折間助手は「牧場でも乗ってくれているし、馬も落ち着いていて出来は悪くない」と状態面に不安はない様子。古馬との初対戦については「コースも東京と同じ左回り。しまいはしっかりとした馬なので、現段階で古馬とどれだけやれるか楽しみだね」と期待を寄せる。3歳馬劣勢のデータはあるが、96年
エイシンガイモン以来のVを虎視たんたんと狙っている。
提供:デイリースポーツ