今週末に新潟競馬場で行われる新馬戦でデビューする4頭をピックアップして、関係者に取材した。
8月23日(土)
新潟5R 牝馬限定 芝1600m
パピーラヴ(牝2・美浦・
国枝栄厩舎)
父ディープインパクト 母ラヴアンドバブルズ 母
父Loup Sauvage全兄に2012年のダービ―馬・
ディープブリランテマリオ・エス
ポジート騎手
「乗っていて癖がなく乗りやすいですが、良くなってくるのはこれからという印象もあります。気持ちの面でまだ目覚めていない感じもありますしね。牝馬の場合、初めてのレースの後がとても大事なのです。1度走ってうるさくなった馬は、レースが嫌いになっていることが多いですから。パピーの場合、使った後にどう変わってくるか、むしろそれに興味がありますし、僕自身とても楽しみです」
ワラッチャオ(牝2・美浦・
高橋祥泰厩舎)
父ハーツクライ 母アナタゴノミ 母
父デヒア高橋調教師
「追い切りでも時計は出ていますし、仕上がりも良いですね。動きも良く、切れてくれそうな感じがありますから、新潟外回りの芝1600mも合っていると思います。気が良い馬ですし、期待しています」
新潟6R 芝1400m
アウリン(牡2・美浦・
田中剛厩舎)
父マンハッタンカフェ 母クロスウォーターII 母
父Storm Cat祖母の半兄に種牡馬の
ボストンハーバー田中調教師
「入厩した時には540キロ台でしたが、今は510台とだいぶ絞れてきました。先週、先々週としっかりやっていますので、今週(8/20)は坂路で調整程度の追い切りでしたが、これで十分だと思います。先々週にウッドチップで63秒台の時計を出した後は、少しグッタリとしていましたが、すぐに回復して強い稽古ができています。能力の裏付けもありますし、稽古でも余裕のある動きをしていますので、楽しみです」
マイネルカルド(牡2・美浦・
相沢郁厩舎)
父マツリダゴッホ 母マイネアルデュール 母
父アドマイヤコジーン相沢調教師
「産地馬体検査を受けた馬で、牧場時代から評価の高い馬でした。ここまで十分乗り込んでいますし、体は仕上がっています。まずまず良い動きをしていて、気性も素直ですから、初戦から力を出せると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)