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アヴニールマルシェ藤沢和師「(前走は)あそこから勝つのだからたいしたものだよ」/新潟2歳S

デイリースポーツ
  • 2014年08月26日(火) 12時00分
 新馬戦をインパクト十分のレースぶりで勝ち上がったディープインパクト産駒の素質馬アヴニールマルシェが、美浦坂路の1週前追い切りで素晴らしい伸び脚を披露した。持ったままで4F56秒8-12秒7のタイムを計時。馬体もたくましくなり、パワーアップした姿が目を引く。

 藤沢和師は初戦を「2着馬にやられたと思ったが、あそこから勝つのだからたいしたものだよ」と絶賛する。前半5F通過が65秒3。新馬戦特有の超スローで、差し馬には厳しい流れだったにもかかわらず、メンバー最速の上がり3F33秒9を駆使して後方一気の差し切りVを決めた。

 2着のロジチャリスが次戦で3馬身半差の完勝を決めたことで、さらに初戦の価値は上がった。昨年は1着ハープスター、2着イスラボニータと、のちの桜花賞馬、皐月賞馬がワンツーを決めた出世レース。連勝での重賞Vでクラシック候補へと名乗りを上げる。

 デビュー戦を豪快に差し切ったナヴィオン。スローペースの先行決着を、一頭だけ次元が違う末脚(32秒7)で追い込み、瞬発力の差を見せつけた。「前走は攻め馬の良さが出た。直線は間に合わないかも、と思ったけど、追ってからがしっかりしていたな」と橋口師も絶賛の走り。当然、重賞制覇へ期待は大きく膨らむ。栗東坂路の1週前追い切りは4F53秒7-12秒4(一杯)のタイムで併走馬に半馬身先着。力強さが増してきた印象で、状態は確実に上向いている。「直線の長い新潟コースは合っている。今のところ変わらずにきているし、前走の体調を維持して臨めれば」。鞍上の的場にとっても、重賞初Vがかかる大事な一戦。驚異の末脚でタイトル奪取だ。

提供:デイリースポーツ

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