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ミュゼスルタンがレコードVも大江原師「距離を延ばしてどうかはまだ何とも言えない」/新潟2歳S

デイリースポーツ
  • 2014年09月01日(月) 12時00分
 出世レースをレコードタイムで制した。「第34回新潟2歳S・GIII」(芝1600m)は31日、新潟11Rに18頭で争われ、中団やや後方を追走した3番人気のミュゼスルタン(美浦・大江原)が直線で馬場の真ん中を力強く伸び、レコードを0秒1更新する1分33秒4のタイムで初の重賞タイトルを獲得した。1番人気のアヴニールマルシェは直線で外から迫ったが、鼻差及ばず2着。さらに1馬身差1/4差の3着には好位を追走した6番人気のニシノラッシュが入った。なお、最後方からレースを進めた2番人気のナヴィオンは末脚不発で6着に敗れた。

 柴田善は鞍上は将来へ向けて確かな手応えをつかんだ。「デビューの時から素質の高さは感じていた。きょうはリズム良く走らせることを重視した。無理に位置を取りに行くことはしなかったが、馬群を割って最後は素晴らしい伸びを見せてくれた」と絶賛した。

 大江原師は「一瞬、負けたかと思って思わず声が出た。ゴール前で声を出したのは約2年ぶり。最後はよくしのいでくれて良かった」と安どの表情を浮かべた。

 今後についてトレーナーは「現時点の目標は暮れの朝日杯FS(12月21日・阪神、芝1600m)。入厩した時に体型を見て、マイルがいい馬だと思っていたから」と説明する。「一応(クラシック)登録はする。でも、距離を延ばしてどうかはまだ何とも言えない。3歳馬同士なら2000mぐらいまでは持ちそうだが」と来春の路線決定はもう少し先になりそう。昨年ワンツーを決めたハープスターイスラボニータ桜花賞馬と皐月賞馬にそれぞれ輝いており、出世レースを制したこの馬も飛躍が期待される。

提供:デイリースポーツ

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