鮮やかにゴール前の接戦を貫いた。勝ち馬に
スプリンターズS(10月5日・新潟、芝1200m)への優先出走権が与えられる、サ
マースプリントシリーズ第5戦「第9回
キーンランドC・GIII」(芝1200m)は31日、札幌11Rに16頭で争われ、3番人気の
ローブティサージュ(栗東・須貝)が1分9秒0のタイムで12年阪神JF以来の勝利。道中は中団馬群を追走し、馬場の真ん中から豪快に伸びて重賞2勝目を手にした。首差の2着は1番人気の
レッドオーヴァル。さらに頭差の3着は逃げた5番人気の
マジンプロスパーで、この日から復帰した
武豊が騎乗した2番人気
スマートオリオンは7着に終わった。
ローブティサージュの背中で三浦ははじける末脚を信じて待った。視界が開けると一気にスパート。
マジンプロスパーをとらえ、
レッドオーヴァルの追撃を首差で退けた。
函館スプリントSでは2着惜敗。2度目の6F戦で結果を出し、三浦は「1200mにも慣れたようだし、馬の気持ちを損ねないように乗った。前走より前でレースができるようになりました」と振り返った。
ポイントを「15」に伸ばして、サ
マースプリントシリーズでもトップに。今後は
スプリンターズSへ直行する公算が大きい。滞在も洋芝も合っていたのは確かだが「ス
プリント戦でこれだけの脚を使えたのは次につながります」と手応え。2度目のGI制覇へ、一昨年の2歳女王が大きく前進した。
提供:デイリースポーツ