いつもは堅実な
ダコールだが、前走の
小倉記念は7着に惨敗。「前走は(得意とは言えない)道悪だったからね」と白倉助手は敗因を分析。切れ味を身上とするだけに、緩んだ馬場が大きく影響した。1週前は8月28、31日に栗東坂路でしまい重点の追い切り。軽めの内容ながら、フットワークは軽快。「(前走後は)いったん放牧へ出したが、いつも通り牧場とうまく連携を取って好仕上がり」と状態面の不安は皆無。「草丈の短いコースは合うし、良馬場でやれれば能力を出し切れると思います」と好天での開催を切望していた。
良血馬
クランモンタナが重賞獲りに挑む。前走の
マレーシアCを勝った後は、短期放牧を挟んでリフレッシュ。音無師は「順調だね。勝ちみに遅いタイプだが、前走はうまく結果を出してくれた」と納得の表情。栗東坂路の1週前追い切りでは併走馬に1馬身先着を決め、4F51秒8-12秒9(一杯)の好時計をマーク。上々の雰囲気で、好調をがっちりキープしている。「新潟の2000mは(1000万下で)
サトノノブレスに勝っている。得意の舞台だけに楽しみ」。母系は奥手の血筋で、まだまだ伸びしろは十分。素質開花の瞬間は目前に迫っている。
提供:デイリースポーツ