4カ月ぶりの休み明けとなる
ユールシンギング。前走の
新潟大賞典では鮮やかな差し切り勝ち。コース適性の高さをまざまざと見せつける内容で、ここでも注目の存在だ。北村宏を背に負われた1週前追い切りは、美浦Pで5F64秒6-11秒8(馬なり)。ひと回り体が大きくなり、成長の跡がはっきりと感じられる。「1週前は美浦Pで、しまいまでしっかりとやった。これでシャキッとしてくると思う」と大塚助手。続けて、「久々としてはいい感じで臨めると思うし、この舞台への適性も高く、今度も好勝負になると思っている」と最後まで自信満々の口ぶり。持ち味は何と言っても切れ味鋭い末脚。良馬場なら上位争いは確実だ。
ラストインパクトは1番人気に推された
小倉記念で6着に敗退。「前走の敗因は正直、つかみ切れていない。以前は休み明けでも問題なく走っていたからな」と松田博師も首を傾げるが、降雨で湿った馬場もいくらか影響したもよう。栗東CWの1週前追い切りは、6F85秒3-13秒5(馬なり)と軽めの内容。大きな変化こそないが、馬体の張りなどは好調時と遜色ないもの。「間違いなく能力はある。今回は叩き2戦目での上積みもあるだろう」。
小倉大賞典V、
菊花賞4着といった過去の実績からも能力上位は明らか。条件さえ整えば巻き返すことは簡単だ。
提供:デイリースポーツ