ひと叩きされた
マーティンボロが、2つ目のタイトル奪取へ確実に前進だ。
栗東CWの最終リハは3頭併せ。
ワールドインパクト(3歳オープン)を2秒1、
レッドルーメン(3歳未勝利)を1秒追走する格好でスタート。さすがに外のワールドには0秒1届かなかったが、4角ではしっかりと後ろに取り付き、手応えとしては十分だろう。6F83秒0-39秒5-13秒2。
坂路の監視塔から双眼鏡で見届けた友道師も、全く気にはしていない。「先週までしっかりやっているから、きょうは併せて気合を入れる程度。後ろから追いかけていい感じだったと思うよ」と、順調な仕上がりに満足そうな笑みを浮かべた。
約5か月ぶりとなった前走の
小倉記念が稍重馬場で2着。トレーナーにとっては想定外の好走だったという。「昨秋くらいからああいう馬場でも走っているし、力もつけてきているけどね」と振り返り、「今回の方が順調だし、使った上積みもある。雨が降らなかったらチャンスはあるんじゃないかな」。決して最適とは言えない条件を乗り越えたあとだけに、Vへの期待は膨らむばかりだ。
今回起用するローウィラーとは初コンビ。トレーナーは「乗りやすい馬だけど、あまり後ろから行っても良くない。中団にはつけられると思うから、そう話そうかと思う」とレースプランを練る。今春、重賞初Vを達成した
中日新聞杯が、まさにそんな内容だった。同じ左回りの2000m戦で2つ目のタイトルをつかむ。雰囲気は最高だ。
提供:デイリースポーツ