サダムパテックが好気配を漂わせている。大外一気で勝った
中京記念から中6週。短期放牧を挟んでトモは豊かさを増した。肩の出も実に柔らかい。
栗東坂路。駆け出すとやはり軽やか。リズミカルな蹄跡を刻んで行く。「メンコ、取ったんだ」と西園師。鼻面には変わらず厩舎の
トレードマークの赤星があるが、よく見れば耳は露出している。これでスイッチが入る。
4F53秒5-38秒4-12秒6をマーク。「動いたなあ」。ラスト13秒を切った時計にトレーナーは満足そうだ。「58.5キロは想定内。左回りのマイルもベストだし、今の新潟は外差しも決まっている。いきなり動けるよ」と力強く宣言した。
昨年の覇者
エクセラントカーヴは美浦Wで単走で追われた。終始、首をぐっと下げて掛かり気味だったが、しまいまでバテることはなかった。5F68秒9-39秒7-13秒0。橋本助手は「追い切りは引っ掛かっていたが、そういうところがある方がいいタイプ。ハミを取ってしっかり走っていたし、この馬なりに調子は良さそう。体もしっかりできている」と好仕上がりをアピールした。
提供:デイリースポーツ