今週末に新潟競馬場で行われる新馬戦でデビューする4頭をピックアップして、関係者に話を聞いた。
9月14日(日)新潟5R 芝1800m
カノンブルー(牝2・美浦・
尾形和幸厩舎)
父フレンチデピュティ 母アムルタート 母
父サンデーサイレンス※
父フレンチデピュティ × 母
父サンデーサイレンスは、同厩舎で
京王杯2歳S勝ちの
カラダレジェンドと同じ配合。
尾形調教師
「先週の追い切りは、この馬が先行して直線で併せる予定でしたが、後ろの馬を待ち切れないくらい良い手応えで、結局体を併せることなくゴールしました。併せる予定の馬が先週未勝利を勝ったことを考えると、ここでも良いレースができると思います。
今週(9/11)は新馬2着の
シードパールと併せましたが、今回はきれいな併せ馬ができましたし、動きも良かったです。牝馬ですが、調教を重ねてきてもカリカリするところもありません。血統的にはダートもいけそうですが、トビがきれいでしなやかな走りをしますので、芝が良さそうな感じがします。ただトビがきれいな走りですから、道悪になると心配ですね。良馬場で走らせたいです」
ブラックバゴ(牡2・美浦・
斎藤誠厩舎)
父バゴ 母ステイウィズユー 母
父ステイゴールド※母の半姉の
マイニングレディは、交流重賞・
関東オークスの勝ち馬。
斎藤調教師
「当初は少し硬いかなと思いましたが、そういう面はだいぶ解消されてきました。
バゴと母
父ステイゴールドの重厚な配合でダートも合う感じもしますが、走りを見ると芝の方が良いと思います。坂路でも動いていますし、走りそうな馬ですよ」
9月14日(日)新潟6R ダ1800m
ラインフェルス(牡2・美浦・
斎藤誠厩舎)
父ワイルドラッシュ 母インプレスゴールド 母
父ブライアンズタイム※母の全兄に
中山金杯に優勝した
ビッグゴールドがいる。
斎藤調教師
「6月にゲート試験に合格しましたが、一旦放牧に出して、ダートの長い距離の新馬戦まで待ちました。ウッドチップコースで負荷をかけながらトレーニングを積んできましたが、ウッドチップが不得意のようで、さほど時計は出ていませんでした。けれども今週(9/10)のダートコースでの最終追いでの動きは良かったですよ。肉の付き方など、私の好きなタイプの馬で、将来的にも期待が持てそうな感じです。現時点での仕上がりは良いですし、初戦でどのくらいの走りができるか楽しみですね」
9月13日(土)新潟5R 芝1200m
ガンダルヴァ(牡2・美浦・
斎藤誠厩舎)
父
ハービンジャー 母ストリートスタイル 母
父アドマイヤベガ※母の半妹に
ローズS勝ちの
ブロードストリートがいる。
斎藤調教師
「お母さんも1200mで走った馬でしたから、この距離のレースを選択しました。今週(9/10)は
マリオ(エス
ポジート騎手)が追い切りに乗ってくれましたが、1回使った方が良くなるかもしれないと言っていました。前向きですが、集中力が散漫なところがあって、まだ子供っぽいんですよね。ただ新馬戦の場合、最初はペースが遅くて上がり勝負になると思いますので、その点はあまり心配はしていません。ゲートは標準より少し遅いですが、二の脚は速い馬ですよ」(取材・写真:佐々木祥恵)