現地時間14日、フランス・ロンシャン競馬場で行われたヴェルメイユ賞(3歳上・牝・GI・芝2400m・9頭・1着賞金199,990ユーロ)は、3番手でレースを進めたM.ギュイヨン騎手騎乗のバルチック
バロネス(牝4、仏・A.ファーブル厩舎)が、直線で最内を突いて、逃げたポモロジー(牝4、英・J.ゴスデン厩舎)に並びかけ、同馬とのゴールまで続いた叩き合いを制し優勝した。勝ちタイムは2分28秒22(馬場状態Good)。
短頭差の2着はポモロジー、さらに1.1/4馬身差の3着にはドルニーヤ(牝3、仏・A.ロワイエデュプレ厩舎)が入った。なお、昨年の
凱旋門賞馬トレヴ(牝4、仏・C.ヘッド厩舎)は、最後方に構え直線で外に出したものの、そこから伸びきれず4着に終わった。
勝ったバルチック
バロネスは、
父Shamardal、母Born Wild、
その父Sadler's Wellsという血統で、これが初めてのGI制覇。祖
母Borgiaは1997年の独ダービー・バーデン大賞を制し、99年のフォワ賞では
エルコンドルパサーとクビ差の2着に入った。
【勝ち馬プロフィール】
◆バルチック
バロネス(牝4)
騎手:M.ギュイヨン
厩舎:仏・A.ファーブル
父:Shamardal母:Born Wild
母父:Sadler's Wells通算成績:12戦5勝(重賞2勝)