皐月賞馬
イスラボニータがここから始動する。キッチリと結果を出して続くGI戦線に弾みをつけることができるか。また、今年は同馬の他にも、
皐月賞2着の
トゥザワールドや
日本ダービー3着の
マイネルフロスト、GII勝ちの
ハギノハイブリッド・
ショウナンラグーンなど、例年に比べメンバーが揃った。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■9/21(日)
セントライト記念(3歳・GII・新潟芝2200m)
イスラボニータ(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)は
皐月賞を制し、
日本ダービーでも2着に入線。このメンバーでは実績が抜けている。新潟コースは昨年の
新潟2歳Sで
ハープスターに敗れているが、適性自体は全く問題ないだろう。ここはまず勝ち負けに持ち込まなければならない存在と言える。
トゥザワールド(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は
皐月賞で早目の立ち回りをして敗れた分、
日本ダービーでは脚を溜めにいった感じだが、内伸び・前残りの馬場で位置取りが後ろになり過ぎ、結果5着までと差し届かなかった。力はこのメンバーでももちろんトップクラスだし、パワーがあって多少馬場が荒れていても問題ない。こちらも上位争いは必至。
マイネルフロスト(牡3、美浦・
高木登厩舎)は
毎日杯を制し
日本ダービーでも3着に入った。枠順など有利な材料はあったが、この結果は立派。一夏を越したここでも上位争いが期待される。
ハギノハイブリッド(牡3、栗東・松田国英厩舎)は
京都新聞杯を制して
日本ダービーに挑んだが、結果は13着と惨敗。まだ良化途上だっただけに、この敗戦は単なる能力負けではない。条件は今回の方が良さそうだし、ここは巻き返しが期待される場面。
ショウナンラグーン(牡3、美浦・大久保洋吉厩舎)は
青葉賞を制し、
日本ダービーでは0.5秒差の6着(上がり最速)。高い能力を持っている。タイプ的に今の新潟は合っていそうだし、仕上がり次第では上位争いが可能だろう。
その他、
日本ダービー4着の
タガノグランパ(牡3、栗東・松田博資厩舎)、
青葉賞2着の
ワールドインパクト(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)、重賞でも堅実な
クラリティシチー(牡3、美浦・
上原博之厩舎)なども上位進出を窺う。発走は15時45分。