ダービーでは直線で内ラチに激突するアク
シデントがあった
トーセンスターダム。しかし、この中間はその後遺症をみじんも感じさせない順調な調整ができている。栗東CWで行われた1週前追い切りでは、
武豊を背に6F82秒2-12秒2(一杯)。体を大きく使えており、出来は上々だ。「1週前の動きは良かった。今週やれば態勢は整うでしょう」と池江師も状態には太鼓判。続けて、「調教再審査では真っすぐに走っていたし、ダービーは突発的なもの。能力さえ発揮できれば、この世代トップクラスの馬ですから」と自信たっぷりの表情を見せた。最後の1冠制覇に向けて前哨戦といえども、ぶざまな姿はもう見せられない。
サトノアラジンは古馬相手に条件戦を連勝。2歳時から将来を嘱望されていた大器が、ようやく軌道に乗ってきた。「前走は浜中ジョッキーがうまくなだめて折り合っていましたね」と池江師もレースぶりには満足げな表情を見せる。18日の1週前追い切りでは、浜中を背に栗東CWで6F80秒9-11秒7(仕掛け)をマーク。攻め駆けする重賞2勝馬
サトノノブレスに0秒2先着するなど、好調をキープしている。「中間は短期放牧を挟んでリフレッシュ。今回は距離延長がポイントとなりそう。ダービー馬も出てくるし、どれぐらい通用するか」。素質開花の時を迎え春の勢力にひと泡吹かせられるか、まさに試金石の一戦だ。
提供:デイリースポーツ