ハギノハイブリッドは、「夏場にトレーニングを積んで、体つきが良くなっている」と松田国師が言うように、ひと夏を越しての成長がくっきり。栗東坂路の1週前追い切りでは4F54秒1-12秒6(強め)をマークし、最後まで集中力を切らさずに僚馬と併入。21日にも栗東CWで併せ馬を消化するなど、豊富な乗り込み量をこなして馬体をすっきりと見せている。「
京都新聞杯を速いタイムで勝っているし、馬場状態のいい阪神は良さそう。ダービーは不完全燃焼に終わったけど、ここで何とか頑張ってほしい」。休み明けでも、陣営のヤル気がひしひしと伝わってくる。
休養を挟んで条件戦を連勝してきた
ヴォルシェーブ。栗東CWの1週前追い切りでは、6F82秒7-12秒0(一杯)をマークし、切れのあるフォームで鋭い伸び脚を披露。10日にも79秒0の好時計を馬なりでマークするなど、順調な調整過程を踏んでいる。「1週前はしっかりと負荷をかけました。調教ではいい動きをしているし、一線級相手でもいい競馬ができると思う」と友道師は強気の弁。「2400mは勝っている距離だが、本番の3000mはどうか。そのあたりを見極めたい」と今後の路線を判断するうえでも、ここは重要な一戦となる。
提供:デイリースポーツ