ワンアンドオンリーは追い切り翌日の木曜朝、栗東坂路の角馬場で乗り運動。若さが目立った春に比べれば落ち着きは十分。後肢の踏み込みは力強く、馬体の張りや毛ヅヤも良好。ダービー馬としての風格が出てきた印象だ。
最終追い切りは、栗東坂路で併走遅れ。タイムも4F53秒8-39秒8-13秒2と目立つものではなかった。橋口師は「ファンからすれば、物足りないだろうな。みんな数字的に心配するんじゃないか」と口を開いたが、その表情に焦りは見られない。
「追った時間帯が遅かった。それでタイムが遅くなっただけ。今に至るまで、順調に乗り込んできたんだから。これから状態がアップすることはあっても、急にダウンすることはないよ」。始動戦に向けて着々と態勢を整えている。
提供:デイリースポーツ