今年は新潟での開催となる
スプリンターズS。昨年は
ロードカナロアという絶対的な王者がいたが、今年はそうした存在がおらず、ファンにとっては推理しがいのあるレースとなりそうだ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■10/5(日)
スプリンターズS(3歳上・GI・新潟芝1200m)
コパノリチャード(牡4、栗東・
宮徹厩舎)は掛かる気性があって、なかなかマイル路線では勝ち切れなかったが、初のス
プリント戦となった
高松宮記念で後続に0.5秒差をつける圧勝劇を演じ、改めて能力の高さとこの距離への適性を感じさせた。新潟コースは初めてとなるが、不良馬場の
高松宮記念を制したように荒れ馬場や左回りは全く問題ない。やはり休み明けの状態がカギとなるだろう。
ハクサンムーン(牡5、栗東・
西園正都厩舎)は前走で番手からの競馬ができたことが収穫。元々ゲートが悪い馬なので、これは大きなプラス材料だ。昨年の
セントウルSで
ロードカナロアを破っているようにここでは能力上位の存在だし、GI初制覇の期待がかかる。
ローブティサージュ(牝4、栗東・
須貝尚介厩舎)は不振が続いていたが、短距離路線に的を絞って成績が安定してきた。体型的にはもっと長い距離の方が合うタイプだが、気性面で勝ったところがあるので1400m以下が合うのだろう。左回りは今のところ実績がないが、不調期のものなので度外視できる。ここも上位争いに持ち込めそうだ。
その他、休み明けと条件は悪いが今の荒れた新潟の馬場なら持ち前のパワーが生きそうな
グランプリボス(牡6、栗東・
矢作芳人厩舎)、控えた前走の勝ちっぷりが鮮やかだった
ガルボ(牡7、美浦・
清水英克厩舎)、臨戦過程が微妙も春のGIで連続3着の実力馬
ストレイトガール(牝5、栗東・
藤原英昭厩舎)、前走は馬場に負けた
マヤノリュウジン(牡7、栗東・
庄野靖志厩舎)、ス
プリント戦は短いが能力では引けを取らない
ハナズゴール(牝5、美浦・
加藤和宏厩舎)なども勝負圏内。発走は15時40分。