今秋初戦の
セントライト記念を完勝した
皐月賞馬
イスラボニータ(牡3歳、美浦・栗田博)は、
天皇賞・秋(11月2日・東京、芝2000m)に向かうことが決まった。29日に東京競馬場で行われた
JRA60周年記念式典で、社台レースホース代表の吉田照哉氏が明らかにした。
陣営は
セントライト記念を制した直後にいったん、
菊花賞(10月26日・京都、芝3000m)への参戦を表明。だが共同馬主の所有馬で、会員の間で菊より天皇賞への出走を望む声が強かったようだ。先週の
神戸新聞杯をダービー馬
ワンアンドオンリー(牡3歳、栗東・橋口)が勝ったことも踏まえて関係者が協議し、盾参戦の運びとなった。
吉田氏は「会員さんの気持ちを考慮し、距離適性、相手関係なども加味して
天皇賞・秋に決めました」と語った。レーティング世界1位の
ジャスタウェイ(牡5歳、栗東・須貝)が出走しないことも理由のひとつ。なお、主戦の蛯名は
天皇賞・春を連覇した
フェノーメノ(牡5歳、美浦・戸田)がいるため、ルメールとの初コンビで臨む。その後の路線は現時点では未定。
一方、
ワンアンドオンリーは29日、栗東の自厩舎で疲れを癒やした。「カイバを食べているし、ダメージもなく元気いっぱいです」と甲斐助手。
菊花賞で2冠達成を目指す。
提供:デイリースポーツ