函館スプリントSで11着と惨敗を喫した
ストレイトガール。抜群の手応えで直線に向きながらも、最内で前がふさがり不完全燃焼の競馬。当然、度外視が可能で、春のGIで(3)(3)着と好走した内容からも、首位有望な一頭であることは間違いない。前走から間隔はあいたものの、1週前追い切りでは推進力に富んだ動きでパートナーを置き去りにする快走を披露。栗東CWで6F80秒3-11秒6(馬なり)とタイムも優秀で、「1週前はステッキを使わず、しっかりと伸びてくれた。仕上がっているね。いきなりからでも力を発揮できる」と主戦・岩田の口ぶりも滑らか。スムーズな競馬ができれば、巻き返しは必至だ。
安田記念2着以来となる
グランプリボス。16番人気の低評価ながら、
ジャスタウェイを鼻差まで追い詰めた激走に、「正直ケイコが足りない状況だったが、頑張って走ってくれた」と矢作師も驚きを隠せない様子。今回は休み明けでのGI挑戦となるが、1週前追い切りは栗東坂路で4F54秒5-12秒6(一杯)。時計こそ目立たなかったが、良好な動きで力を出せる態勢は整っている。「春とは雲泥の差と言っていいぐらい」と陣営も出来には太鼓判。ただ、「新潟の1200mという舞台はどうかな。中山なら申し分ないんだけどね」と心配材料もちらり。GI2勝、2着3回とこのメンバーでは明らかに格上の存在。初コースをこなせるようなら、新たな勲章を手にしても驚けない。
提供:デイリースポーツ