近年、秋のス
プリント決戦に有力馬を送り込み、立て続けに結果を出している安田厩舎。
レッドオーヴァルは4歳夏以降、着実に力をつけてきた。「年齢を重ねたことで、馬が心身ともに成長している感じです。相手は強いけど、どこまでやってくれるか」と安田師は意気込む。
今春の
高松宮記念は14着に敗れたが、水が浮くほどの不良馬場だった。夏の札幌で準オープンを勝ち上がり、続く
キーンランドCでは首差の2着と奮闘。「ス
プリンターとして、天性のものがありますね」と“短距離馬マイスター”の指揮官は目を細める。
勝てば、史上初の同一
JRA・GI4連覇となる。「連続して同じGIに自分の厩舎の馬を出走させられるだけで光栄。そこで結果を出せれば最高ですね」と胸を躍らせた。小柄な牝馬が先輩馬の蹄跡を追い、偉業達成をもたらす。
提供:デイリースポーツ